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第11回：都美人酒造株式会社

（折角、ご訪問させて頂いたのに本当に申し訳ございません）

“酒蔵がある”ということは、“美味しい水がある”と繋がっており、“美味しい水に恵まれている”から、“その土地に酒蔵が成り立つ”と言われています。
淡路島に40数軒あった酒蔵。その中の10軒が、昭和20年統合し “都美人酒造”として開業。

酒造りは新米が収穫される頃から始まります。年間通して、造られているわけじゃないんですね。（なるほど！）
作業を一言で言えば “職人技”
酒造りが始まる頃、京都府や石川県から杜氏（とうじ）や蔵人（くらびと）と呼ばれる職人さん達が集まり、昔ながらの製法で丹精込めて一滴一滴造られます。

平成13年、全国に数件といわれる昔ながらの天秤搾り（てこの原理でお酒を搾るとても珍しい製法）を復活。搾りに最適な醪（もろみ）を酒袋に7～8リットル詰めて、大きな木箱の酒槽に敷き詰めて盤木を重ね、約800キロの天秤棒と約1000キログラムの石の重みで、じっくりとじっくりと加圧しながら2日間掛けて搾ります。ご家庭でもある蛇口のような垂口から少量づつ滴り落ちる出来立てホヤホヤのお酒は『とても純粋な香味を引き出し芳醇で繊細な酒質』とのこと。

飲めないので今までお酒に興味を抱くこともなかった私ですが、今回、ご訪問させて頂き…
“お酒”ってこうやって造るんだ！　同じ米種でも精米歩合で、味も香りも変わるんだ！等々、勉強させて頂いたのは勿論ですが酒蔵も、道具も昔ながらの物ばかりで見ているだけでも心が和みました。
時計がなかった時代 「美味しい新酒が出来たよ！」と、杉の葉を集めてネオンボールのように吊り下げ、葉の色が変わる様子でお酒の熟成具合を伝えていたと言われている酒林（さかばやし）も見ることが出来ます。
試飲も可能で説明を聞きながら、色んなお酒の違いを是非、楽しんでください。

阪神間の百貨店では、期間限定で試飲販売会も開催されています。（詳細は、ホームページをご確認下さい）
ご多忙中、酒蔵を御案内して頂きました武内室長。楽しいお話を交えながら、ご説明して頂き本当にありがとうございます。酒蔵見学をすると…きっと貴方も武内室長ファンになりますよ（笑）
メルマガ配信やホームページ更新、またブログまでも管理されています。是非、ホームページをご覧下さい。お酒と完熟南高梅で造った梅酒「梅の恋」や、シークワーサー果実も味わえる「南の果実」リキュールも是非！

レポーター：h.miyake／掲載日：2010年6月25日